2008年03月05日

人間に近づくロボットたち

月曜に秋葉原に行ったのは文部科学省情報爆発プロジェクト成果報告会だったんだけど、そのときの様子がITmediaのニュース(人間に近づくロボットたち)に載ってた。Mixiニュースにも載るぐらいメジャーな報告会だったんだな。
狭い廊下に展示したものだから、満員電車並みに身動き取れないぐらい人がいっぱいで悲惨だった。

この記事にも出てるロボットは確かになかなかの出来で、見た瞬間は「おお!?」という感じで確かに人間ぽくはあった。でも動作はロボットそのもので、人間のような自然でなめらかな動きは難しそうだった。
後はやっぱり不気味の谷が存在するのでちょっと気持ち悪かったな。
(不気味の谷の英語版記事Uncanny valleyの写真がこのロボットでわろたw)

そもそもロボットを人間に似せるとメリットはあるんだろうか。(研究を否定しているわけではない)
表情、身振り手振りなどの非言語情報を使ってマルチモーダルな対話を行う、非人間的な部分を見せないことで人間のユーザとの心的な距離を縮めるなんてのが素人の考えで出てくるが姿全部を人間そっくりにする必要は出てこない気がする。このニュース記事の存在からわかるように世の中に対するインパクトはもちろん大きいのでそっちの方がメインだったり。別にこれは悪い事じゃなく、同じ部屋の研究者の人の口癖に「研究者は世の中にインパクトを与える研究をするべきだ」っていうのがあるぐらいだし。

人間の姿そっくりなロボットというのは、一つの人間の夢だろうけど、完全に人間の姿になるまでは不気味の谷の問題があるし、それを乗り越えて本当に人間そっくりになってしまったらそれが今度は不気味の谷以上に問題になるような気がする。
一見人間と区別がつかなくなると言うことは、本当の人間もロボットと区別がつかなくなると言うことだ。当たり前だけど人間に気を遣っても、ロボットには気を遣いたくない。そうすると自然と相手がロボットかどうか、人間かどうかを探るような気がする。人とつきあうときにはまずCAPTCHA的な対話、相手が人間がどうかをテストする対話を行って「・・・・こいつ人間だよな?」と探り合う世界になってしまう。
なんだかとてつもなく疲れる世界な気がする。
攻殻でタチコマ達が「人間は機械に機械らしい反応を望んでいる」と言って「ワレワレハ・・・」なんて言ってる会話があるが、まさにその通りだと思う。

とはいえ、人間と同じように行動、思考、対話ができるロボットはすさまじく便利そうなのでそのうち(100年単位?)実現するんだろうな。
そのときには人型ロボットは漫画やアニメのように耳がロボットぽいアンテナになってて、そこを見れば一目でロボットとわかるような外見になるだろう。(そしてきっとそういう"目印"を改造してまるっきり人間にしてしまうようなGeekも出てくるんだろう)


この発表会で、それぞれの展示はまだ「こういうのの実現を目指していきたい」といったもので完成度はほどほどだったんだけど、それぞれの要素技術を組み合わせたらすごいロボットができるんじゃね?といった感じでワクワク感が心地よかった。


そして情報爆発の研究一覧を眺めていると・・・
> 情報爆発のための装着型入出力デバイスを用いた情報操作方式
> 研究代表者 塚本 昌彦 神戸大学
チームつかもとの人だ!
スカウター萌えの俺としては是非とも話を聞いておきたかった・・・。
一応さらっとポスター全部見回った気がするけど全然気がつかなかった・・・。
確かに人が多すぎて端っこの方は見れてなかったけどorz
ううっ、めっちゃ存した気分。
塚本氏は来てなかったのかな。来ていたら100m先からでも塚本氏だとわかるぐらい特殊な外見をされてる方なので気がつきそうな気がするが。

と言うことで、デモ展示の機材を担いで東京まで出張したので壮絶に疲れたけど楽しいアキバ出張ではあった。

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