2008年03月31日
ATOK X3導入
家のメインマシンをすべてLinuxにしたので、Linuxで日本語を入力することが多くなってきた。
UbuntuにはAnthyがデフォルトでインストールされているがAnthyはお世辞にも変換効率がよいとはいえない。
そこでATOK X3を購入。
俺はATOK for linux 、ATOK Xユーザなので優待版のダウンロード版で4,725円だった。
使用しているのはUbuntu 7.10 日本語ローカライズド DesktopなのでUbuntu 7.10でのインストール方法を参考にした。
この手順に進めるとすぐにインストールが完了し、無事使うことができた。
無料のAnthyと比べるのは酷だけど、遙かにすばらしい変換効率でさすがATOKって感じだ。
これはお金を出す価値があるなぁ。JustSystemsには引き続きLinux対応をがんばってほしい。
是非とももうすぐ出るUbuntu 8.04にも公式対応を!
ATOK Xを以前入れていたUbuntuにATOK X3を入れようとすると以下のエラーが出た。
dpkg: error processing iiimf-client-lib_trunk_r3104-js1_i386.deb (--install):
trying to overwrite `/usr/lib/libiiimcf.so.3.0.0', which is also in package libiiimcf3
dpkg-deb: subprocess paste killed by signal (Broken pipe)
Errors were encountered while processing:
iiimf-client-lib_trunk_r3104-js1_i386.deb
以前のが邪魔しているようなので削除する。
sudo apt-get remove libiiimcf3
sudo apt-get remove libiiimp1
apt-get -f installしてくれといわれるので指示に従う。
さらにATOK用辞書をLinuxにも入れてみる。以下を参照。
Windows版/Mac版のATOKで使用しているATOK連携電子辞典をATOK X3 for Linuxで使用したい

すばらしすぎる。
デフォルトではCtrl+Spaceという何を考えてこのキーバインドにしたのか小一時間どころではすまなくなるぐらい問い詰めたい日本語変換開始のキーを自由に選択する。
開始キーの設定はiiim-propertiesを使用する。
標準では入らないため、自分で入れる。インストールメディアを/tmp/ATOKX3に入れたとして以下のコマンドを実行。
sudo dpkg -i /tmp/ATOKX3/bin/deb/IIIMF/iiimf-properties_trunk_r3104-js1_i386.deb
そしてiiim-propertiesで設定する。
以下個人的メモ
キー一つで日本語変換ON、OFFをするためにはキーで「漢字モード」「半角モード」をそれぞれ設定する。
KinesisマクロによりPageDownにCtrl+Shift+F12、EndにCtrl+Shift+F11を割り当ててあるのでそのように登録する。このとき文字未入力はもちろん半角入力にもチェックを入れ有効にする。
ATOK自体のONは手動でしないといけないが、その後はキー一つで日本語ONOFFが設定できる。
2008年03月30日
メインマシンのOSをVistaからUbuntu 7.10に
家のWindowsメインマシンにはVistaを入れていたのだけど、あまりにもVistaがダメな子なのでUbuntuを入れてしまった。よってWindowsマシンはTV見る用のVAIO Vと、ノートPCのVAIO TR2だけになった。どちらもサブマシンなので家で日常的に使うマシンはすべてLinuxに。
メインマシンは24インチ液晶のデュアルモニタなんだけど、GeForce系はLinux用の設定ツールが用意されているのでデュアルモニタ設定も簡単。以前はxorg.confをいじらないといけなかったけど楽でいい。
以下のコマンドで設定ツールを起動することができる。
$ sudo nvidia-glx-config enable
$ sudo nvidia-settings
通常使うマシンをすべてLinuxにすることによってゲイツの悪の波動から逃れることができた。
と言いつつWindowsも悪くないOSだとは思うんだけど、不便なことも多いんだよなぁ。あと不具合も多い。
日頃使っているツールはLinux版も用意されているものばかりなので、ゲームをする以外のことはLinuxでもまったく問題がない。むしろゲームなど集中力を削ぐものが無いのでより開発に専念できる。(もしくはその時間がWeb閲覧で浪費されるだけかもしれないがw)
どうしてもWindowsが必要な場合もあるだろうし、そういうときはVMwareがいいだろうな。サーバ用VMwareなら無料で仮想マシンも作成できるのでお金もかからない。
そういえば最近のLinuxはデフォルト文字コードがUTF-8になってきてるんだけど、我が家のシステムではEUC-JPのままだ。以前入れた別のUbuntuマシンもわざわざEUC-JPを使用できる用に設定して使っている。そろそろUTF-8に移行する時期なのかな。うーむ、しかし移行作業はどうしようか・・・。文字コードの問題が少ない英語圏の人間がうらやましい。
ratpoison
今までデスクトップ環境にXFce4を使っていたけど最近ratpoisonを使い出した。
ratpoisonは殺鼠剤の名前のとおりマウスをぶち殺してくれる素晴らしいウインドウマネージャだ。
タイル型ウィンドウマネージャの一種で、一般的なウインドウマネージャと違い、ウインドウをマウスで移動することはできない。ある分割可能なフレームの中で常に全画面表示されるような感じ。そしてキー操作で分割されたフレーム間で移動したり、裏に隠れている画面を表に表示させる事ができる。
キー操作はGNU Screenを真似ているのでScreen好きな俺にピッタリ。
日本タイル型ウィンドウマネージャ推進委員会によるとxmonadやawesomeも素晴らしいタイル型ウインドウマネージャのようなのでそのうちそっちも試してみよう。
2008年03月27日
Perlの改行文字コード
Linux上で動いていたPerlスクリプトがWindows上で予想と反する動作をしたので原因を調べるとchompで改行を削除するときの動作に問題があり、改行コードが残ってしまうため、正規表現が正しくマッチしなかったことが原因だった。
chomp動作の詳細は以下を参照。参照ページの2に今回は該当したようだ。
改行コードとchomp
対応策はこんな感じ。
$_ =~ s/\r\n/\n/g;
$_ =~ s/\r/\n/g;
chomp;
LFに統一してからchomp;
Perlは改行文字コードやテキストの文字コードの問題が正規表現で表面化することが多い・・・。結構嫌だ。
2008年03月25日
Antのビルドファイルのプロパティを外部ファイルに書き出す
Antは強力なビルドツールなので、コンパイルに成功したらJarに固めてSSHでアップロードとかまで自動で行ってくれる。
が、SSHのパスワードももちろん必要で、ビルドファイルにパスワードを書くのは一人だけで使用するならかまわないがプロジェクトを共有するならまずい。
よってIDパスワードなどのプロパティを外部ファイルに書き出し、その外部ファイルだけ個人個人で設定するようにする。
以下のように、プロジェクトディレクトリ外にファイルを置き、参照する。
<property file="${user.home}/ant.common.properties"/>home以下のパスワードファイルはもちろん600に。
後はいつものようにプロパティを使う。たとえば以下のような感じ。
<scp file="${jarFile}" todir="${loginID}:${loginPassword}@127.0.0.1:/home/USER/dist/" trust="yes"></scp>
よってよりナイスになる。便利。
2008年03月24日
Linux版ゴミ箱スクリプトとSVN
仕事で間違ってrm *を違うディレクトリでやってしまって一日の作業が水の泡となってしまった件を受けてrmをゴミ箱へ移動するスクリプトに変更。ちょっと前にネットで拾ってきたものなんだけどどこからコピペしてきたかは忘れてしまった。でも良い感じに動作しているので非常に助かる。以下のスクリプトをrmコマンドのエイリアスに設定。
#!/bin/sh
# rm.sh: move to trash box
while [ `echo $1 | grep "^-"` ]
do
shift
doneif [ $# -eq 0 ];then
echo "rm.sh: usage: rm file ..."
exit 1
fifor file in $@
do
if [ ! -e $file ];then
echo "rm.sh: rm: $file: No such file or directory"
exit 1
fi
donetodir=~/HOMEかどこか/.Trash/`date +trash%s`/
echo "rm.sh: $@ -> $todir"
mkdir $todir
mv $@ $todir
さらに間違って消してしまったり、上書きしてしまった場合でも安心なようにSubversionを使ってバージョン管理。
仕事先のLinuxマシンはRoot権限がないのでWindows開発マシンにTrac月をインストール。TracもSubversionもさくっと入って非常に便利。ありがたや。"Tracつき"って変な名前。と思ったら"TracLight"だった。デスノか?
そしてメモ。
ファイルに実行権限を追加
svn propset svn:executable ON script.pl
無視リストに追加
以下は現在のディレクトリの中のdataの中の無視リストを編集
dataの中の*.xmlを無視したければエディタ内で*.xmlと入力
svn propedit svn:ignore data
文句言われる場合は使用するエディタを指定。vi使えないのでemacsにしたけど起動が遅い・・・。入ってるならnanoとかでも良いかも。
export EDITOR=emacs
2008年03月23日
AndroidのXMLパーサ
AndroidのXMLパーサはバグあり?
Eclipse上で単体テストすると正しく動くが、Android上で動かすと予想に反した動作をする。
Android上の実装クラスは別なのかな。
原因究明をするよりXMLが単純だしXMLパーサを実装する方が楽だったのでテキストをごりごり解析して問題を回避。
CommonsのStringUtilsを使えないのでちょっと面倒だったが・・・。
問題はorg.w3c.dom.NodeのgetAttributes()の結果がEclipse上だと正しい値を返すがAndroid上で動かすとnullを返す。うーむ謎だ。
AndroidSDKはまだまだバグが多くて不安定だなぁ。もちっと何とかしてほしい。
ああ、4時をすぎた。寝るか。
2008年03月21日
Trac文字化け回避方法
プロジェクト管理、バグ追跡ツールのTracをUbuntuに入れてみた。
入れる方法は適当にWebで調べたらすぐにできた。
参照したのは以下のページ等々。
Trac on Ubuntu
入れてみたが、SVNで管理しているソースコードの日本語が文字化けしている。
tracの設定ファイルを修正することでこの問題を回避できるようだ。
参考にしたのは以下のページ。
Subversion環境 (2)
/var/lib/trac/bts/conf/trac.ini
を修正することで無事に日本語が表示された。
AndroidでJUnit単体テスト実行時にエラー
AndroidのアプリをJUnitで単体テストしようとすると以下のエラーがでる。
Error occurred during initialization of VM
java/lang/NoClassDefFoundError: java/lang/ref/FinalReference
ググると以下のページが出た。
junit FinalReference not found on m5-rc14 upgrade
早い話がAndroidプロジェクトでデフォルトで指定される「Android library」を削除し、手動でandroid.jarをビルドパスに設定すればOK。
ところでAndroidって外部jarライブラリって自由につかえないんかな・・・。
2008年03月14日
再びアキバ行ってきた

今度は情報処理学会関連のイベントで、ワクワクITアキバにデモ展示。
ワクワクITアキバという名称と、事前予約でおでん缶がもらえるということでてっきり国主催の一般向けイベントかと思いきや情報処理学会関連イベントでお客さんも研究関連ばかりという研究的で難しい内容のイベントだった。報道関連の人は少なめだったけどITNewsで記事が出てた。「アキバは現代の高野山」――“アキバプロデューサー”妹尾堅一郎が語る
そして会場の隣でホンダのASIMO発見!!めちゃ逆光で見にくいですが・・・。

特に何をするわけでもなく、通り過ぎる人に手を振っていた。
「もうお昼ですね、ボクもおなかがすきました~」とかそんな感じのことを言ってたな。
特定の時間になるとショーをしたりするんだろうか。
動きはかなりなめらか、中に小さな人が入っているのかと思うぐらいだ。
今回はさすがアキバという出来事があった。デモ展示中にノートPCのバッテリーが壊れ、セッション発表どうしよう!というトラブルが。しかしここはアキバ、速攻でそのノートPC用のバッテリーが買うことができ、無事にセッション発表を乗り切った。また、デモ展示中にネットワークの口が足りなく、持ち運び用を考えて小型のUSB給電できるハブがほしい!ということがあったんだけど、ネットワーク機器専門のマニアックな店が近くにあったので速攻で見つけることができた。電子の世界に生きる人間にとってはアキバはすばらしいところだな。いい街だ。
この日、ハブを買おうとアキバをうろついていると軍服を着たイケメン外人軍団に遭遇した。白人に海軍軍服でしかもイケメン揃いと言うことで壮絶に目立っていて「おー、すげー!リアル軍人!」と思っていたんだけど、どうやらペルー海軍のようだ。この人たちを乗せた記事を発見。あまりジロジロ見るのは失礼かと思ってちらっと見た程度だったんだけど白人ぽいしヨーロッパあたりか?と思ったらペルーだった。ペルーの人ってあんな顔してるのか。海外の人はこの人たちだけじゃなく、アキバはいろんな言葉の飛び交うワールドワイドな街だった。
この日は出張前日に夜10時過ぎまで会社で作業し、朝は5時前おきで9時に現場入りというハードスケジュールでめっちゃ疲れた。さらに出張帰りの次の日の今日は総務省の事務次官様へのデモということで失敗の許されないデモなのに直前でトラブル発生でヒヤヒヤもの。何とかデモは無事に乗り切ったが疲れ果てた・・・。その分来週は丸ごと休みなのでちょっと体を休めよう。
といいつつAndroidのプログラミング漬けになりそうだが。
とりあえず寝るぞ!
2008年03月11日
Android解説本
Android解説本が早速出たので購入してみた。
Google Android完全解説

タイトルに完全解説とあるが、内容はかなり入門向けな内容になっているのでAndroidを全く知らない人が読んでも安心だ。導入部分は結構詳しく書いてあるのでAndroidの最初のとっかかりはバッチリ。ただページ数が200ページほどなのであまりつっこんだ内容にはなっていない。つっこんだ内容が知りたい場合は公式ドキュメントを読むしかないようだ。というかこの本の内容は公式ドキュメントを読めばまぁ知り得る範囲ではあるようだ。
公式ドキュメントのチュートリアルTutorial: A Notepad ApplicationはEclipseのプロジェクト付きでサンプルがついているので親切だ。このドキュメントの指示通りコーディングしたらこのようなコードになってこのように動作しますよと正解データも入っているので「チュートリアル通りに入力したけどうごかねー!」という場合も安心。(実際入力ミスでうごかねー!という状態になったので助かった)
2008年03月09日
Androidでテトリス作った
暇だったのでGoogleの出した携帯プラットフォーム、Androidでテトリスを作ってみた。

グラフィックライブラリとしてはプリミティブな機能しか提供されてないぽいから、誰かがゲームライブラリとか作って、その上で開発しないと3D機能をばりばり使ったゲーム開発は難しいかな?
そもそもAndroidでiPhoneみたいに3Dが結構動くハードが提供されるかどうかは不明だけど。
ちゃんとしたテトリスは初めて書いたけどやっぱシンプルなゲームだけあって簡単だったな。3,4時間でだいたい完成。でもテトリスの細かいルールを実装しようと思うとちょっと面倒だ。テトリスのガイドラインをみるとちょっと複雑。まぁとりあえず遊びで作ったやつだしこれぐらいでいいだろう。
プログラミングする上で何か工夫とか入れないとプログラミングしててもつまんないので、テトリスのブロック(テトリミノと呼ぶらしい)の定義をちょっと工夫。そのままプログラムするとテトリミノの定義は以下のようになるだろう。以下は4x4のマス目でZ型のテトリミノの定義。
{0,0,0,0}
{1,1,0,0}
{0,1,1,0}
{0,0,0,0}
まぁこれでもいいけどもっと簡単にしようということで以下のようにしてみた。これだけでZ型のテトリミノが定義できる。回転の中心となるブロックからスタートして、次のブロックの相対位置を記述する。ペアの数値の最初がX軸、後ろがY軸だ。
{1,0},{0,1},{1,0}
よってこれは基準点から右にブロックを置いて、次に下、そしてまた右にブロックを置くという定義になる。これでZ型のテトリミノを表すことができる。記述した情報は相対的な方向なので、テトリミノを回転させるときもその方向を変換することで簡単に回転させることができる。
と、3分ぐらい考えた結果の方法なのでもっとスマートな解があるかもしれないけど、これでも十分シンプルな実装方法かと。
せっかく携帯端末だしネット経由で対戦とかできると楽しいかも。
まぁまた暇があったらやってみるか。
2008年03月07日
データーベース
現在作成しているプログラムで、データファイルの数が大きくなって収拾がつかなくなってきたのでRDBを導入。ポータビリティ確保のためJavaで動作するH2を選択。基本Linux上で動作、開発してるけど、デモ端末内でスタンドアローンでの動作やWindows開発マシンでさくっと見せたい要求があるので、PureJavaだとそういうときも安心だ。さらにH2だといくつかのファイルをコピーするだけでバックアップが完了するので簡単お手軽。しかもMySQLよりも高速らしい。(ホントか?)
O/RマッピングにはS2Daoを試してみる。iBATISを以前使ってみたけどやっぱ設定XMLファイルを書くのがめんどくさかったからなぁ。S2Daoはどれぐらい楽になるだろうか。アノテーションでたいていの設定が書けると言うことなので確かにソースコードと設定が密になると思考を邪魔されずに開発できそうだ。研究所にいるとRDB使うことがほとんど無いのでたまにはいじって世間で流行ってる技術に触れてみるのも良いかと。
テキストファイルと違い、Rubyでさくっとスクリプト書いてデータ作成とかできないので、そのあたりちょっと面倒になるかなぁ。まぁいろいろ試行錯誤していこう。
2008年03月05日
人間に近づくロボットたち
月曜に秋葉原に行ったのは文部科学省情報爆発プロジェクト成果報告会だったんだけど、そのときの様子がITmediaのニュース(人間に近づくロボットたち)に載ってた。Mixiニュースにも載るぐらいメジャーな報告会だったんだな。
狭い廊下に展示したものだから、満員電車並みに身動き取れないぐらい人がいっぱいで悲惨だった。
この記事にも出てるロボットは確かになかなかの出来で、見た瞬間は「おお!?」という感じで確かに人間ぽくはあった。でも動作はロボットそのもので、人間のような自然でなめらかな動きは難しそうだった。
後はやっぱり不気味の谷が存在するのでちょっと気持ち悪かったな。
(不気味の谷の英語版記事Uncanny valleyの写真がこのロボットでわろたw)
そもそもロボットを人間に似せるとメリットはあるんだろうか。(研究を否定しているわけではない)
表情、身振り手振りなどの非言語情報を使ってマルチモーダルな対話を行う、非人間的な部分を見せないことで人間のユーザとの心的な距離を縮めるなんてのが素人の考えで出てくるが姿全部を人間そっくりにする必要は出てこない気がする。このニュース記事の存在からわかるように世の中に対するインパクトはもちろん大きいのでそっちの方がメインだったり。別にこれは悪い事じゃなく、同じ部屋の研究者の人の口癖に「研究者は世の中にインパクトを与える研究をするべきだ」っていうのがあるぐらいだし。
人間の姿そっくりなロボットというのは、一つの人間の夢だろうけど、完全に人間の姿になるまでは不気味の谷の問題があるし、それを乗り越えて本当に人間そっくりになってしまったらそれが今度は不気味の谷以上に問題になるような気がする。
一見人間と区別がつかなくなると言うことは、本当の人間もロボットと区別がつかなくなると言うことだ。当たり前だけど人間に気を遣っても、ロボットには気を遣いたくない。そうすると自然と相手がロボットかどうか、人間かどうかを探るような気がする。人とつきあうときにはまずCAPTCHA的な対話、相手が人間がどうかをテストする対話を行って「・・・・こいつ人間だよな?」と探り合う世界になってしまう。
なんだかとてつもなく疲れる世界な気がする。
攻殻でタチコマ達が「人間は機械に機械らしい反応を望んでいる」と言って「ワレワレハ・・・」なんて言ってる会話があるが、まさにその通りだと思う。
とはいえ、人間と同じように行動、思考、対話ができるロボットはすさまじく便利そうなのでそのうち(100年単位?)実現するんだろうな。
そのときには人型ロボットは漫画やアニメのように耳がロボットぽいアンテナになってて、そこを見れば一目でロボットとわかるような外見になるだろう。(そしてきっとそういう"目印"を改造してまるっきり人間にしてしまうようなGeekも出てくるんだろう)
この発表会で、それぞれの展示はまだ「こういうのの実現を目指していきたい」といったもので完成度はほどほどだったんだけど、それぞれの要素技術を組み合わせたらすごいロボットができるんじゃね?といった感じでワクワク感が心地よかった。
そして情報爆発の研究一覧を眺めていると・・・
> 情報爆発のための装着型入出力デバイスを用いた情報操作方式
> 研究代表者 塚本 昌彦 神戸大学
チームつかもとの人だ!
スカウター萌えの俺としては是非とも話を聞いておきたかった・・・。
一応さらっとポスター全部見回った気がするけど全然気がつかなかった・・・。
確かに人が多すぎて端っこの方は見れてなかったけどorz
ううっ、めっちゃ存した気分。
塚本氏は来てなかったのかな。来ていたら100m先からでも塚本氏だとわかるぐらい特殊な外見をされてる方なので気がつきそうな気がするが。
と言うことで、デモ展示の機材を担いで東京まで出張したので壮絶に疲れたけど楽しいアキバ出張ではあった。
2008年03月04日
アキバ行ってきた
秋葉原でデモをするので初のアキバ体験してきた。

噂によるとすさまじい場所と聞いていたが、平日月曜のお昼と言うことでメイドさんに遭遇することもなく、ちょっと残念。帰りにコスプレしてチラシ配ってる子を見かけた程度か。何のコスプレかは不明。
オタクの聖地というより普通にサラリーマンが多かった感じがするな。ちょっと奥にはいると怪しげな雰囲気が漂ってたが。
ちょっとPCパーツをあさって休憩時間が終了したのでそれほどアキバを満喫したわけではない。
でも怪しいパーツショップなんかを見て回るだけでも1日楽しめそうな街ではあった。
一緒に行った人は電気街の頃のアキバを知っている人で、久々に来たアキバを見て「あれが無くなってる。これは当時のままだ」といろいろ話を聞いていた。
通販全盛のこの時代なのでアキバだからこそと言うポイントが無いと生き残りは厳しいんだろうな。
昔ながらの無線や電子機器はもちろんPCパーツショップも徐々に減っていくように、きっとオタ向けショップも同じように淘汰されていくような気がする。
でも駅の広告がアニメやゲームの広告である事からわかるように、オタクがオタクでいて極自然な世界。むしろどれだけオタクかがステータスであるかのような世界というのは希少なのかもしれない。日頃オタクと言うだけで嘲笑される世の中で、唯一オタクのままで許される場所がアキバなんだろう。きっと。
Android
Googleの出した新しい携帯端末プラットフォームAndroidをいろいろいじってみた。
様々なところにオープンソースのソフトウェアを使っていてなかなか今風。
データの永続化にRDBを標準搭載しているのがおもしろいな。
開発環境がオープンソースで公開され(そのうち公開予定)、開発の敷居が下がってるのが他の携帯端末に対するアドバンテージと言えるけど、ユーザに対しては他の端末との違いをいかにアピールできるかが普及の鍵か。
今のところiPhoneのようなわかりやすい他の端末との違いというのが見えにくいので、苦戦しそうな気配がしなくもない。でもGoogleのネームバリューと開発者の取り込みはしやすそうなのでいいアプリはそろいそうだ。
日本でも早く実機が発売されないかな。いいおもちゃになりそうだ。
2008年03月03日
資本主義が嫌われる理由
最近、ある特定領域のブロガーに人気の話題。
努力しても決して幸せになれない理由
この人の記事をずっと読んできているわけではないのでコンテキストが一部わからないけど。
話の流れは「資本主義は会社やらその他社会的なシステムが、人を何らかの評価軸で評価した結果に基づいて給料を決めたり採用を決めたりするので、必然的に差が生まれるよ。下の方の人は不幸ですよ。」って感じかな?
そしてこの記事では「まてまて、目を世界に広げると日本で底辺だって言われてる人も十分幸せだ。そもそも格差をなくしたところで誰も幸せにはなれない。」という感じか。
資本主義と人間がいかに幸福と感じるかという全く二つの違う概念をまるで密接な関係があるかのようにして話を進める時点でかなり無理があるような気がするけど、この記事では以下のようにまとめてる。
つまり、だが、自分より「劣った人々」が沢山いないと、その人は幸せを実感できにくくなっているんじゃないかってこと。
考えるだけでおぞましいけど、でも、どうも、それが真実のような気がするわけ。
だから、資本主義は嫌われる。なぜなら、それは敗者を生み出すからだ。そして、現状、どうも、先進国の人々は、相対的にしか幸福を感じられない世界にいる。
"幸福の度合い"を絶対値ではなく、相対値で判断するとなぜ"おぞましい"のか理解できないな。
何かの概念を比べる場合は何らかの値をベースラインとしてプラスかマイナスか判断するのが妥当だと思うんだけど。
あと、「先進国の人々は、相対的にしか幸福を感じられない世界にいる。」の部分だけど、別に先進国だけじゃなくて、日本の江戸時代にもわざわざ被差別地域を設定して"不幸な人々"を作り出したぐらいだから先進国の人たちの考え方がおかしいというような表現は正しくはないように思える。
ただ「貴方の周りに貴方より優れた人しかいない場合、貴方は不幸せになり、劣った人間しかいなければ、貴方は幸福になれるってわけ。」というのは身にしみてわかる。幸不幸という大きな概念ではなく、劣等感、優越感の分類でだけど。
研究所にいると当たり前にように周りには頭のいい人ばかりなので、自分が一番馬鹿だという現実を毎日突きつけられる。これは結構へこむが、少なくとも不幸ではないと思う。劣等感を植え付けられるが吸収できることも多いので長期的に見ると幸福だ。少なくとも周りが自分より馬鹿だらけで、役に立たないクソみたいな優越感に浸るよりはマシだろう。
毎回「で?」「だから?」と突っ込まれそうな内容しか書いてないわけだけど、言いたいことは「いろいろ資本主義について批判されてるけど自分は"そんな言われてるほど悪いシステムじゃないと思うな"と言う立場ですよ」と言うことだ。

